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『熱狂なきファシズム』発刊記念トークイベント~想田和弘×森 達也

 

トークイベント

 

『熱狂なきファシズム』(河出書房新社)刊行記念トークイベントが8月24日、青山ブックセンター本店で開かれました。トークは、同書の著者で映画作家の想田和弘さんと森 達也さんで、テーマは「民主主義を“自殺”においやるのは誰か」。定員110人の会場は、満席でした。特に印象に残った言葉を、伝えます。【取材=宮沢さかえ】

 

想田和弘さん

想田和弘さん:映画作家。自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリー手法で「選挙」を発表。著書には、『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(岩波ブックレット)がある

中国の新聞には、社会面がないので事件報道がない。事件報道ばかりでも良くないが、全く知らされないのもどうか。戦争に関する報道でも、被害だけになると戦争が見えない。

学校教育の場で、政治について学び議論することをするべきだと思う。家庭でも、ぜひ話題にしてほしい。

 

森 達也さん

 

 

 

 

 

 

 

 

森 達也さん:ドキュメンタリー映画監督。オウム真理教を取材した映画を制作・公開している

朝鮮の報道の際、金正恩のことを「将軍様」と言うので、市民がみな崇めているように聞こえると思うが、朝鮮語の場合目上の人には「ニム」と付ける。医師はイサニム、先生はソンセンニムというように。私たちにも、ソンセンニムと呼ばれる。

このようなことを知らないと、正しくは伝わらない。そこに感情が入ると、事実も変わってしまう。子どもにも、ぜひメディアリテラシーを教えてほしい。

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著者:想田和弘 出版社:河出書房新社 定価:1700円+税 発売日:2014年8月25日

著者:想田和弘
出版社:河出書房新社
定価:1700円+税
発売日:2014年8月25日

■ 目次・収録作品
まえがきのような「熱狂なきファシズム論」
第1章 ニッポンの根拠を疑う
第2章 観察という手法
第3章 権力と表現
あとがきのような『永遠の0』論