スーツを着た人たちが仕事帰りに、思い思いに声を上げアピールをする「脱原発スーツデモ」。今回は、1年11カ月の原発ゼロをストップさせた川内原発再稼働に抗議するため、緊急に行われました(8月12日東京有楽町・参加者60人)。
九州電力東京支社は、飲食店が多く入るビルの中にあり、知らなければなぜここで脱原発を訴えるのかわからないかもしれません。鳴り物は使わないことを旨とする同デモは、決して叫ぶことなく九州電力前であることを示していました。
「やって良かった」と思いました。現在、九州電力東京支社前では連日のように抗議行動が行われていますが、有楽町の仕事帰りの人たちに“働く者の怒り”をアピールできたことは、意味があったと思います。
またスピーチも、それぞれが自分の言葉で九州電力への怒りをぶつけていて、印象深い内容のものが多かったように思います。
周辺ではリーフレットも配布しましたが、スタッフによると「受け取りは悪くなかった。賛同の反応もあった」とのことでした。川内原発再稼働直後ということで、いつもよりみなさんの関心が高まっていたのかもしれません。また、終了後に参加者から「(他のデモなどに比べ)普通っぽい感じが良かった」との感想もありました。(脱原発スーツデモ・扇田未知彦さん)
【取材=宮沢さかえ】
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