土塀を水分や氷結などから守るために、冬の間取り付けられる薦(こも)。
前日から滞在していた金沢市の長町武家屋敷跡では、3月10日から薦外しが始まるというので、見学してきました。
元もとはマコモを荒く編んだもので、「薦被り(こもかぶり)」の略だったようです。現在は、藁でできています。
薦は、数人組になった職人が手際よくはずし、手押し車に乗せて運び出していました。
テレビ・新聞などの取材も付いていました。年に1度の風物詩で遭遇できて、旅の良い思い出となりました。【写真・文=宮沢さかえ】