
ウェブマガジン・のたるの第1号の記事は、2010年5月14日掲載の「建設中の東京スカイツリー」(撮影=同4日・撮影=塩田涼さん)のフォトニュースでした。月日の経過が良くわかります。

という訳で、本日2020年5月14日、おかげさまで創刊10年を迎えました。ここまで発行を続けることができたのは、いろいろな形でのたるに関わり出逢ってくださったみなさまのおかげです。
創刊から10カ月後に、東日本大震災が起きました。直前に取材した方がフクシマ原発事故で仕事と家を離れなければならなくなり、直後に取材予定予定だった鉄道が被害に遭い、運行不能となりました。その後被災地への取材や復興応援を掲載していく中で、のたると私の使命がはっきりしました。
それは、「のたるとは」に記載している「2011年3月11日の東日本巨大地震を経験後は、『ジャーナリズム(ジャーナリスト)の究極の使命は、すべてのものの命を守ること』と肝に銘じて発信することを決意しました。」ということです。

これまでに本誌について評していただいた言葉で1番うれしかったのは、「人の顔が近くに見える」です。また、私のスタンスについては「ニュートラルなんだね」と言っていただけたことがうれしかったのです。
これからも、のたりながら(時には這いつくばりながら)発行続けていくつもりです。
【2020年5月14日記す=編集長・宮沢さかえ】