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職業がんをなくすために〔4〕ドキュメンタリーDVD発売

DVDタイトル


2021年5月から12月にかけて撮影した映像で描いたドキュメンタリーDVD「いのちと健康を守るために 職業がんの救済と撲滅を求めて」が、発売になりました。「職業がんのことを知り、支援が広がるように」と製作しました。1人でも多くの方に観ていただき、日本での化学物質管理や被害の実態を知り、撲滅を求める声が広まることを願っています。

【DVD企画・プロデュース/ウェブマガジン・のたる編集長 宮沢さかえ】

パッケージ


発売にあたってのコメント

真面目に働いてがんになる。労災も認められない。こんなことはあってはならない。自分が職業がんになってはじめて、思い気づきました。だからこれからも、職業がんを無くすために歩きます。

【登場人物:職業がんをなくす患者と家族の会会長・三星化学工業損害賠償請求訴訟原告代表 田中康博 】

この映画は単なる病気の映画ではなく、私たちを取り囲む「労働」についての映画でもある。登場するのは、皆、生活の糧となる仕事によってがんを発症し、未来を変えられた人たちだ。ここに描かれるのは経済を優先し、労働者を顧みなかった日本の社会の縮図にほかならない。もしかしたら次の犠牲者は自分自身なのかもしれないのだ。
Fさんは映画の最後に「一生懸命働いた労働者が報われない、正直者がバカを見る社会であってはいけない。本当の意味での労働者救済の体制であってほしい」と訴える。
どうしても経済成長ばかりに目を奪われがちだが、そこで働く人たちに目を向けた「人に優しい社会」こそがこれから目指すべき社会なのではないだろうか。

【映画監督・都鳥伸也】

2つの事例を中心に、職業がん患者の実態を明らかにした映像である。
化学物質の有害性を知りながら対策を取らない企業は一部の例外ではない。
化学物質の適切な管理と労働者の健康を守るためには、企業の管理体制の強化とともに、労働基準行政の監督強化は必須である。これらを実効あるものとするために労働組合や働く人びとの生命と健康を守るNGO組織、医師、研究者の連携強化が求められる。
この映像はぜひ同僚や家族と一緒に観て語り合って欲しい。化学物質による職業がんだけでなく、過労死や精神障害など現代の労働改善の大きなヒントがある。映像で何度か語られる「真面目に働いてきた者がバカを見る事のない社会」を作ることの重さが伝わってくる。

【九州社会医学研究所所長・働くもののいのちと健康を守る全国センター副理事長 田村昭彦】

人は生きるために、あるいは生きがいを求めて働いている。でもそれが原因で病気になる人たちがいる。 この映画では2つの事例が紹介されている。ひとつは福井市の化学工場で働いていて膀胱がんを発症した事例である。既に厚生労働省により労災として認定されているにもかかわらず、会社側は自分たちの責任を認めようとしないという。その頑なな姿勢に強い怒りを感じる。
もうひとつはアパレルメーカーの労働者で、中国の染色工場で製品の検品を行い、そこで染料に曝露されて42歳の若さで膀胱がんを発症したという事例である。会社側の説明が不十分で、当時使われていた染料を特定できないため、労災として認定されなかったという。経営者は自分が雇用している労働者の健康を守る責務があることを自覚するべきだと思う。

【元産業医科大学教授 熊谷信二】

監督:都鳥伸也/企画・製作:職業がんをなくす患者と家族の会/監修:堀谷昌彦/企画・プロデュース:宮沢さかえ/制作プロダクション:ロングラン・映像メディア事業部

価格:個人観賞用5500円・上映権付22000円(2022年12月まで1割引き)
連絡先:06-6647-0440/e-mail: ocpcnc@grupo.jp

職業がんをなくす患者と家族の会

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