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節分―恵方巻きと豆まき

 節分とは、元々は季節の分かれ目(立春・立夏・立秋・立冬の前日)のことですが、主に立春(2月4日頃)の前日、つまり2月3日のことを指していますね。これは江戸時代以降のことだそうです。そして、その節分の行事と言えば「豆まき」。確か、「年男が撒く」という風習があったかと記憶しています。少し前まで大きな神社の豆まきでは、年男・年女のタレントや役者さんたちが撒いていたように思いますが、最近はあまりこだわっていないのでしょうか。

恵方巻き・丸まま

「切りますか?」と聞かれましたが、丸かじり(丸かぶり)するのでそのままに

 さらに、最近は「恵方巻き」を食べる習慣が全国的に広がっていますね。流行ものをあまり追わない私も、この風習を知ってから毎年食べています。今年はどこで買おうかしらと考えるのも楽しみの1つです。今年は、職場の近くの寿司屋さんに予約注文しました。2~3年前には、東京の大手デパートで勤務帰りに買おうとして、お目当てのお店は軒並み売り切れという目に合っていたので、それからは予約をするようにしました。

恵方巻き断面

丸かじりしているので、断面もかじった形です

 どんな中身でしょうと楽しみにしていましたが、ごく普通の具でした。正直、ちょっとがっかりしていました。ところが、この記事を書くためにネットで恵方巻きについてしらべていて、実は具にも意味があることがわかりました。「商売繁盛や無病息災を願って、七福神に因み、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、だし巻、ウナギ、でんぶなどの7種類の具を入れることで、福を巻き込む意味があるとする説もある」(語源由来辞典)お寿司屋さんゴメンナサイ。失礼しました。

 豆まきといえば、鬼がつきもの。秋田のなまはげと豆まきの鬼には、現代っ子も大泣きしますね。怖いものがあるって良いことだなあと行事のニュースを見るたびに思います。私が小さい時に家で豆まきをした後の写真を、最近見つけました。おでこには鬼のお面が。でも、記憶では父がお面を被って「うぉー」と言ったところ、妹が泣き出したのだったと思います。自分たちも鬼になったのでしょうか。その記憶はありません。お隣のおじさんの大きな声も記憶に残っていますが。

豆まきの豆

袋には、鬼の絵や節分にまつわる言葉などが。このまま投げても安心して食べられますね

 昨夜は小袋(5粒入り)の豆を口の中に撒きました。「鬼は外」「福は内」と言いながら。そうそう、でもこの言葉も、地域によっては「鬼は内」だったり「福は内」だけだったりするようです。

 いずれにしても、季節感が薄れた現代に、季節の行事は大事にしたいと思うのです。特に食べ物は。【文・写真=みやざわさかえ】