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首相官邸前が人で埋まった~4.5万人に次いで10万超えか?

 

総理官邸前交差点

総理官邸前交差点にて 2012年6月29日午後7時頃撮影

 

3月から毎週金曜日に続けられてきた首相官邸前抗議デモが、6月22日に4万5千人に達した。原発に関するアクションについては、これまでほとんど報じてこなかったテレビ各局もニュースで報じた。

翌週のこの日(29日)は、「次は10万人だ」とTwitterやFacebookで声をかけ合った参加者が首相官邸前に集まった。

 

 

首相官邸前抗議デモ

国会議事堂前駅1番出口付近 同6時すぎ

 

 

首相官邸前抗議デモ

海外メディアが取材中

 

私が現場に到着した午後6時過ぎには、すでに首相官邸前に渡る交差点は封鎖されていた。テープを持って警備中の警官に、「信号を渡れないように封鎖しているのは、誰からの依頼か」と尋ねたが、「車の通行の妨げにならないように止めている」とのことだが、信号で車は止まるのだから、人を止める必要はないだろう。要請が誰から出ているかはわからない とのことだった。

 

 

首相官邸前抗議デモ

 

首相官邸前抗議デモ

首相官邸前抗議デモ
某紙に掲載された原発NOの文字

 

このデモの特徴は、特に決まりはないこと。思い思いの表現をしていた。花を持つ人は、初期のころのデモにも見られた。ある人は、私がプレスと知ると、「拾った新聞なんですが」と言って、某大手新聞の一面に「原発NO」と書かれた記事を見せてくれた。

 

 首相官邸前抗議デモ

首相官邸前抗議デモ

首相官邸前抗議デモに参加した人びとは、ただひたすら「再稼働反対」と声を上げていた。それは、暗くなってからも変わることはなく、人の数はむしろ増えて行った。

いつの間にか交差点が人で埋めつくされたため、解散時間が早められた。主催者が、「私たちの思いは達成できました。それは事実です」と語ると、大きな拍手がおきた。それでも人は集まり続けた。

この夜のテレビニュースではトップで取り上げられ、翌日の朝刊にも一面に官邸前の写真が掲載された。野田首相は、この時官邸から公邸に徒歩で移動したという。国会議員会館の前に国会議員の姿はなかった。音は聞えていたかもしれないが、声は聞こえていないのかもしれない。【写真と文=宮沢さかえ】