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フォトニュース:田老の今
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田老のスーパー堤防

田老のスーパー堤防。残った部分と新堤防の工事が見える
2012年11月18日撮影

 

田老のスーパー堤防

今年の8月に私が訪ねた田老(岩手県宮古市)を地域グループのメンバーと一緒に再び訪ねた。3.11の大津波で決壊したスーパー堤防の跡と新堤防の工事のようす。少しずつ少しずつ動き出しているようだ。

 

田老の津波水位跡

過去の大津波の水位を示す標識

 

三陸は、記録が残っているだけでこれまでに3回大津波に襲われている。写真の上の印が1896年(明治29年)の時の水位=約15メートル、下が1933年(昭和8年)=約10メートル。周辺の木のようすから、3.11では15メートル以上に達したことがわかる。

 

田老の港

船も少しずつ戻ってきた

 

 

田老の港

漁協所有の船

 

ほとんどが漁協所有だそうだが、船も少しずつ戻っている。氷倉庫も新設されていた。「でも、船の数はこんなもんじゃなかったよ」と地元の漁師さん。

 

グリーンピア仮設商店にて

田老・グリーンピア仮設商店で話を聞いた  写真提供:佐々木雷蔵さん

 

当時のようすや、今のことは現地の方に聞かないとわからない。今回も、現地の案内と話を聞くことを地元の方にお願いした。スーパー堤防のすぐ内側に住んでいた佐々木亮子さん(写真正面奥)は、「全て流されてしまったけど、スーパー堤防があったおかげで逃げる時間ができたし、被害も小さかったと思う」と話す。「田老に来てくれるのが一番うれしい」

 

            

     

    中学生の腹子脩斗君(写真マスク姿)は、2011年7月にYouTubeに「消えた田老」を載せた。視聴回数は現在2万を超える。今年8月に行った「田老夢灯籠コンサート」でも動画を作って宣伝した。コンサートをやってどうだった?と聞くと、「おもしろかったです」と一言。これからも発信していきたいそうだ。

    夢灯籠コンサートを終えて

    夢灯籠コンサートを終了後に。一緒に創った中学生たちとスタッフ

     同じく中学生の蓬田竜星君は、サッカーで活躍しているとのこと。「田老が元気になることをやっていきたい」と語っていた。【文・写真=宮沢さかえ】