ウェブマガジン・のたる
国と東京電力は責任を果たせ! 11・13ふくしま集会

 

福島県農民運動連合会(演壇の右側)・原発訴訟原告団のみなさん

福島県農民運動連合会(演壇の右側)・原発訴訟原告団のみなさん

 

「とめよう!原発再稼働 かえよう!福島切り捨て政治 国と東京電力は責任を果たせ!11・13ふくしま集会」(主催:ふくしま復興共同センター)から、地元福島のみなさんの言葉を、要旨でお伝えします。

 

馬場有・波江町長

波江町長・馬場有さん

 

浪江町民は福島県内に1万4600人、県外44都道府県に640が人避難して5年8カ月が経過しました。浪江は情報が届くのが遅く、他の町の避難ではバスで全住民が1カ所に避難した所もありましたが、浪江はそれもできませんでした。

原発事故がもたらしたのは、広域分散避難で、家族・友人・隣近所の関係が壊され、学校も生業(なりわい)までも崩壊しました。日常生活も地域社会も壊されたのです。

創立90周年の伝統ある浪江高校が来年は休校します。震災当時、約1800人いた浪江町の小中学生が全国各地の660校に転校せざるを得なくなりました。この原因をつくった東京電力が、なぜ新潟県の柏崎刈羽原発を再稼働するというのでしょうか。

みなさん、原発再稼働はあり得ません。日本から原発をなくしていきましょう。私も元気な限り、日本に世界に発信していきます。

 

 

飯館村・渡辺とみ子さん

飯館村・渡辺とみ子さん

現在、飯舘村から福島市に避難しています。私は福島市の休耕地を借りて飯舘の特産品「いいたて雪っ娘」というカボチャの品種の種つなぎをしています。「いいたて雪っ娘」の栽培は放射能汚染の土壌検査をし、カボチャの放射線量が基準値を超えていないかと検査をして消費者に届けているのが現状です。こういう苦しい思いは後世の子どもたちに味わわせたくありません。

 

南相馬市小高区・渡部チイ子さん

南相馬市小高区・渡部チイ子さん

 

7月の避難指示解除後、小高区に戻った方は938人です。帰還できない理由の1つは、国が避難指示解除の要件の年間被ばく線量を勝手に20ミリシーベルトに変更し、低線量被ばくへの不安が増していることです。裏山は自宅から20メートルしか除染しません。国は徹底した除染をするべきです。

小高区には入院できる病院がなく、特養などの入所施設は再開していません。国は原発事故以前の医療や介護の状態に戻るまで、健康や介護に対する不満を解消するまで支援を続けるべきです。

 

河内村村議会議員・志田篤さん

川内村村議会議員・志田篤さん

川内村の復興・再建に取り組んでいますが、原発に近い川内村だけの努力ではどうにもなりません。

医療・介護の体制が不十分で、医療費無料化などの避難生活を支える経済的な制度が打ち切られる不安から、戻りたくても戻れません。村は人口の3分の1にあたる約1000人が帰村していません(今年8月)。

 

原発をなくす新潟県連絡会のみなさん

原発をなくす新潟県連絡会のみなさん

 

原発被害者訴訟原告団全国連絡会のみなさん

原発被害者訴訟原告団全国連絡会のみなさん

 

集会の最後にアピールが読み上げられ、採択されました。この内容で国に届ける100万人請願署名も呼びかけられました。

【取材=宮沢さかえ】

■ ふくしま復興共同センターブログ

署名用紙ダウンロード