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映画紹介:「さなぎ~学校に行きたくない~」
Categories: 文化・アート

 

さなぎ~学校に行きたくない

(C)トリステロ・フィルムズ

 

ある家庭の朝食風景。少女が起きて来て食べ始めた。時計が映し出され、そろそろ登校時間らしいことがわかる。少女がちらっと時計を見る。おかあさんが声をかける。

少女の顔がこわばってくるのがわかる。「おなかいたい」

 

さなぎ~学校に行きたくない

友だちと遊ぶ愛ちゃん(左端)  (C)トリステロ・フィルムズ

 

この少女が、映画「さなぎ~学校に行きたくない」の主人公・愛ちゃんだ。小学校1年生の時から学校に行かなかった愛ちゃんは、この映像の時点・3年生の時には少しずつ元の学級に戻り始めていたが、登校時間には相当の葛藤がありそうだ。映画では、愛ちゃんが大学生になるまでの14年間を追っている。

 

さなぎ~学校に行きたくない

(C)トリステロ・フィルムズ

 

自然豊かな地域に暮らす愛ちゃんは、放課後や休日には友だちと楽しそうにのびのびと過ごしている。でも、学校となると・・・。

この差は何だろう。何が違うのだろうか。「今でも、なんで学校に行けなかったのかわからない」と映画では言っているが、なんだったのかがわかるような気もする。描かれていることにヒントが出ているように思う。

かつて「登校拒否」児(その当時は悪・病気と言われた)であった私には、そう見えた。【猫田美優】

 

     

 

■ 三浦淳子監督作品「さなぎ~学校に行きたくない」公式サイト

監督:三浦淳子/2012年/103分/カラー/ドキュメンタリー

渋谷・ユーロスペースにて12月29日モーニングショー公開

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