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映画紹介:「ハルをさがして」~3.11後の僕らのスタンド・バイ・ミー
Categories: 文化・アート

 

ⓒ2015 ISHIO

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3.11・福島という文字(言葉)から思い浮かべたり予想したことがあると、ちょっと意外な内容になるかもしれません。その訳は、後に掲載する尾関玄監督のコメントのとおりです。

 

ⓒ2015 ISHIO

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とはいえ、現実味を帯びた内容も描かれていて、上の写真おガスマスクなどは、それを良く表していると思います。

友だちのことも、良く話してみなくてはわかえあないこともたくさんある。生い立ちのことなどなおさらでしょう。

主役の中学生4人の個性が活かされていて、それは学校や地域では活かされないことが多いのかもしれません。

 

ⓒ2015 ISHIO

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「ハルをさがして」は自主製作・宣伝・配給は、尾関監督とプロデューサーの内藤諭さんの2人で行っています。この2人は中学校時代の同級生で、グループ名のISHIO(いしお)は校名とのこと。

 

このことを聞いた時、この映画は監督とプロデューサーのスタンド・バイ・三―でもあるかもしれないと思いました。甲本ヒロトさんの歌も効いています【宮沢さかえ】

 

■ 尾関玄監督より

尾関玄監督@下北沢トリウッド 撮影=宮沢さかえ

尾関玄監督@トリウッド 撮影=宮沢さかえ

3.11後の福島を舞台にした作品ではありますが、声高らかに政治的な主張を謳い揚げる、また何かを糾弾するような映画ではありません。あくまで、こども達の視点から福島を描いた作品になります。

ある日を境にすべてが変わってしまった少女とその少女を好きになってしまったションベン臭く頼りない少年。てんでばらばらな中学生4人組の福島行きの珍道中。

描きたかったのは、ひと夏の経験をとおして、少しだけ大人になる中学生たちの成長です。

それは本当に小さな成長かもしれません。何かが劇的に解決するわけでもなく、世界が変わるわけでもない。それでも、その小さな1歩が、観てくれた方の背中を押してくれるような作品になってくれていればと思います。

 

      

8月6日より下北沢トリウッドにてロードショー
監督・脚本:尾関玄/2015年/93分/企画・製作・宣伝・配給:ISIO/プロデューサー:内藤諭