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演劇紹介:劇団民藝4月公演「送り火」
Categories: 文化・アート

 

4月14日~24日 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される、劇団民藝の公演情報です。【編集部】

 

 

「送り火」出演・作者のみなさん 左から安田正利、日色ともゑ、塩田泰久さん、ナガイヒデミさん(作者)、仙北谷和子さん、船坂博子さん 写真提供:劇団民藝

「送り火」出演・作者のみなさん 左から安田正利さん、日色ともゑさん、塩田泰久さん、ナガイヒデミさん(作者)、仙北谷和子さん、船坂博子さん 写真提供:劇団民藝

 

日色ともゑさんコメント

「登場人物たちは過疎の村で、支え合いながら、胸の内に熱いものを抱えつつ懸命に生きています。後期高齢者になっても、夢と希望が持てる、そんな芝居にしたいですね」。(月刊『民藝の仲間』4・5月号より)

 

作品かいせつ

「送り火」チラシ裏

「送り火」チラシ裏

 

4月公演は、ナガイヒデミ作「送り火」(兒玉庸策演出)をご覧いただきます。舞台は、四国の山あいの家。八月十六日、お盆の最後の日の夕刻から始まる一夜を描いていきます。

作者のナガイヒデミさんは、京都在住の劇作家です。同人誌へ小説を発表するなど、長年にわたり創作活動を続けてきました。新たな表現形式を求めて戯曲を書き始め、長編第一作となる『水の音』で「日本の劇」戯曲賞最優秀賞を受賞(2012年)。本作『送り火』は第3作にあたります。

板張りの居間と簡素な神棚。土間に置かれた木の丸椅子など、物語の舞台となる山あいの集落の家は、「母の実家のつくりを思い浮かべて」書かれたそうです。そこへ、老年を迎えることへのご自身の思いや、子供の頃に近在の家でよく見かけた戦没者の遺影に喚起される戦争の影が、創作のイメージを膨らませ『送り火』独得の作品世界が誕生しました。

新鋭作家が紡ぎ出す幻想的な劇世界から、高齢化社会や限界集落などに代表される日本のいまと未来への眼差しが浮かびあがります。どうぞ、ご期待ください。(劇団制作部)

送り火チラシ表

■ 劇団民藝公式サイト「送り火」公演情報

4月14日~24日 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演