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日本初の松川地熱発電所と地熱蒸気染色~地底のめぐみを利用

 

松川地熱発電所

地熱発電所なるものがあることを、つい1年半ほど前まで知らなかった。地熱染(ちねつぞめ)に出会い、いろいろと調べるうちに、発電所の存在を知った。

冷却塔

冷却塔

 

松川地熱発電所

今回、松川温泉に宿泊してここの温泉は蒸気で吹き出し、それを川の水で冷やして湯にしていることを知った。マグマの湯と言われる所以だ。硫黄泉だが、有毒ガスの量が少ないため、川の水に含まれた成分が土に沁みこみ再び気化して吹き出すという循環をしているのだそうだ。「。

自然エネルギー利用を進めようとするこの国で、このような自然循環型発電はもってこいだと思うのだが、現実はなかなか難しいものがあるという。

染付のためのスチーマー

染付のためのスチーマー

 

染料

染料

 

筆者の作品

筆者の作品

地熱を利用したもう1つが、地熱染だ。八幡平地熱蒸気染色というブランドで作品の制作・商品の販売や体験教室を開いているのは、工房夢蒸染(株式会社地熱染色研究所)。

工房と隣接するペンション・アルペンローゼに宿泊すると料金内で染色体験ができる。また、教室のみの利用も可能で、修学旅行などでも受け入れている。

作家には、ある程度染具合が予測できデザインすることが可能だが、それでも染めあがるまで未知の部分もあるようだ。偶然性も含めて、2度とできない色具合と柄。アースカラーという言葉が、浮かんでくる。【写真・文=宮沢さかえ】

■ 松川地熱発電所

■ 八幡平地熱蒸気染色ウェブサイト